高流動性

新たに分子設計した特殊ポリマーを微量添加し、マトリックスポリマーの中にナノ微粒子状に分散させるナノアロイ®技術により、溶融状態におけるポリマー分子間の相互作用が低下。
これによりポリマー分子の運動性が向上し、溶融成形加工で重要となる流動性の大幅向上を実現。射出成形のサイクル短縮による省エネルギー化、およびGHG削減効果も実現します。

良流動化実例

ガラス繊維強化ナイロン(ガラス繊維強化ナイロン6、特殊ポリマー1wt%添加 同一成形条件)

通常材料

良流動化材料

モデル成形品(長さ150mm×幅60mm×高さ25mm)

溶融状態での分子運動性の比較

ガラス繊維強化ナイロン(ガラス繊維強化ナイロン6、特殊ポリマー1wt%添加)

本技術は、幅広いポリマー(ナイロン66、PPS、PC、アクリル等)に展開可能

ハイサイクル・省エネルギー化検討

射出成形機(1000shot)を仮定

  • 200tクラス成形機、150g/shot成形品を想定
  • ガラス繊維強化ナイロン66成形サイクル20%短縮の省エネ効果を試算(20日×12ヶ月)

<参考>(財)省エネルギーセンター資料

ハイサイクル化
消費電力:20千kWh/年削減(CO2:11.1t/年削減*)の可能性
*自動車が地球1.5周走行する時排出する量に相当